シンガポールを訪れたのは私たち夫婦のみです。
こういう場合は、妻の意向を優先しているのですが、
妻は「どこに行きたいか」を予め調べていて、
今回は、「ギルマン・バラックス」という
シンガポールにおける、現代アートの拠点に
行きたいとのことでした。

ただホテルのコンシェルジュに聞いても、知らないとのことで
住所を伝えると、交通の便が良くないところとのことなので
タクシーを走らせました。

このギルマン・バラックスついては
城所 豊美様が「新たなる芸術文化拠点~ギルマン・バラックス」
と題し、次のように解説しておられます。

「アジア各国を中心に世界の卓越した

現代アートを扱うギャラリーが集まる
シンガポールの新たな芸術文化エリアとして、
昨年(2012年)9月に生まれ変わりました。

シンガポールがアートに非常に力を注いでいることをご存知でしょうか。
2006年から2年に1度「シンガポール・ビエンナーレ」を、
また2011年からはアートフェア「アートステージ・シンガポール」を行うなど、
国際的なアートイベントを政府主導で開催。
文化・芸術も産業として位置づけた文化政策を進めています。

その一環、更なる目標「アジアのアートハブ」を目指し、
ギルマン・バラックスは、シンガポール経済開発庁(EDB)、
JTCコーポレーション(JTC)および
ナショナルアーツカウンシル(NAC)が共同で、
約1000万シンガポールドル(約6億円)の予算をかけた
一大プロジェクトなのです。」
(出典 城所 豊美)