東大経済学部の玄田教授が数年前に執筆した
「希望のつくり方」を注文しましたが、まだ届いていません。
ただ、出版元、岩波新著の編集部が、この本の出版時、
玄田教授にインタビューした記事をみつけましたので、
以下に引用します。

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――この本を書かれた動機を教えてください。

 ずっと社研で2005年から「希望学」という
少々怪しげな(?)研究を、みんなでやってきました(笑)。
「希望がない」とか、「希望が持てる人と持てない人の格差」とか、
いわれてきましたけど、じゃあ希望はどうすれば持てるんだろう、と。
それを愚直に考えてみようじゃないかと、始まったのが希望学でした。

 希望学は、2009年に成果として4巻の分厚い本を、
東京大学出版会から刊行しました。そちらが、すこし研究者とか、
学生向けに書いた内容だったので、今度は、
希望学の成果をより多くの人に知ってもらいたい
と思って書いたのが、この本です。

 希望学の事務をずっと手伝ってくれた女性がいて、
その方から「私にも読めるような本を書いてほしい」
といわれたことがあったことも、頭の片すみにずっとありました。