今から、69年前,24歳の邱炳南青年が
居候した家の後に立つホテルに泊ると、
当時の香港はどういう状況にあったのか
また台湾はどうだったのかに思いが行きます。

そこで、持参していたパソコンを開き、
ユー・チューブ1950年代
の香港の映像を探しました。
カラフルな写真が無尽蔵なくらい見つかりました。

当時の香港にはたくさんの物資が集まり、
香港は栄え、香港の人々は豊な生活を
謳歌していたことがわかります。

他方、邱が脱出してきた台湾は
どうだったでしょうか。

砂糖生産が人々の生活を支える主産業でしたが、
蒋介石率いる国民政府が対話の人たちに
残虐の限りを強いたので、台湾の人たちは
恐怖におののきながらの生活を送っていたでしょう。

そういう台湾から脱出してきた香港は
邱には繁栄する香港は眩しく映ったと思いますが、
その先のことを思うと、不安ばかりで
邱は絶望感に打ちひしがれていたのではと思いました。