日本企業のベトナム進出の記事が相次ぎます。
今日は三菱商事のベトナムでの住宅開発事業への参画についてのNNAの記事の紹介です。

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三菱商事は27日、ハノイで
地場ビンミン生産経営輸出入社(ビテクスコ)グループが
進めている
分譲住宅の開発事業に参画すると発表した。

上位中間層をターゲットとして見据えているという。
ビテクスコと合弁会社を設立し、今年10月に着工する予定。

住宅開発事業は、
ホアンマイ区でビテクスコが進めている住宅や商業施設、
オフィス、学校、スポーツ施設の建設を含む複合プロジェクト
「ザ・マノー・セントラル・パーク」の一部となる。

プロジェクトの面積は90ヘクタールで、
低層住宅約1,000戸、高層住宅17棟・約7,700戸の建設を計画。

このうち三菱商事が参画するのは、
プロジェクトの第1期計画の低層棟240戸と高層棟2棟・1,036戸。

ビテクスコとの合弁会社を第3四半期(7~10月)をめどに設立して開発する。
出資比率は三菱商事が45%、ビテクスコが55%を予定している。
総事業費は約300億円を見込んでいる。

低層棟は1階部分が店舗になる「ショップハウス」で
1戸当たり300~400平方メートル、
高層棟は同50~220平方メートルを想定している。
低層棟は10月に着工し2017年12月に完工、
高層棟は17年3月に着工して19年12月に完工する計画。
販売はそれぞれ11月と17年4月に開始予定という。

三菱商事はこれまでに、
同社などが手掛ける南部ビンズオン省の
ベトナム・シンガポール工業団地(VSIP)周辺で
マンション開発を行っており、
ベトナムでの住宅開発は今回が2件目。

ベトナムでは中間所得層の増加が見込まれ、
分譲住宅へのニーズが高まっているほか、
15年に施行された改正住宅法により、
外国人による不動産の購入要件が緩和されたことから、
マーケットの拡大が予想されるとしている。