会社というところは
ある意味で居心地のいいところです。
自分がどこでどんな仕事といった
考えを持たなくても、
どういう部署で
どういう仕事を担当するかは
会社のスタッフが決めてくれます。

また会社には定期的な
人の異動があります。
マンネリ化を防ぎ、
清新な風を送っていくため
人が担当する仕事を
意識的に変えていきます。

そうしたことが、社員には
結構、大きな刺激剤となり、
次の異動時期には
自分に仕事の変更や昇進の話が
あるかもしれないといったことを
楽しみにして、日々の生活を
送るところがあります。

このように会社には、
社員がこれこれのことをしたい
といった考えを持ったり
示したりしなくても、平穏に
暮らしていけるところがあります。

そうした会社のなかでの生活に
慣れていくにつれ、いつの間にか
自分のことは、誰か自分以外の人が
適当に決めてくれるようだ
と感じるようになります。

考え方がいつの間にか、
”あなた頼み”になるのです。
自分がこういう仕事を体験したいとか
こういう方向に進みたいとか、
といったを考えなくなっていまいます。

でも、会社が、そこに働く人のために
面倒見てくれるといった傾向は
時とともに薄らいできているように思います。
バブルが崩壊し、リストラ風が吹くなかで
多くのサラリーマンが体験したことを
少し思い出してみれば、
すぐに納得されると思います。

ですから、私たちは
会社のなかで、方針にそって
力いっぱい仕事をしていく一方で、
「自分のやりたい仕事や人生を
決めていくのは、自分なんだ」
というこの世の基本原理を思い起こし、
自分なりに自分が生きていく方向を
考え、行動していくことが必要です。

セミナーではこうした人の
行動を側面から応援し、
「自分はどういう人生を送りたいのか」
「自分はどういう仕事をしたいのか」
といった基本的な事柄を考える場や
意見交流の機会を提供していきます。

セミナーを行っていくうえで、
心がけていることがいくつかあります。

一つは参加された方々が
関心にふれる話をすることです。
人は自分が関心を持つことには
興味をしめしますが、
そうでない話には耳を傾けません。
ですから、セミナーをひらくときは
参加されている一人一人の人が
どういうことに関心を持っているのかを
をさぐり、たしかめ、そのことにふれる
話をするようにしています。

二つは人に話をする場合、
抽象的なことでなく、
具体的な話をするようにしています。
その方が聞かれる人も楽しまれます。
なかでも、人が一番熱心に
聞いてくださるのは
こちらが実際に体験した話です。

たとえば、お金の運用について
話をする場合、概論的なことでなく、
自分はこれまで、どう考え、
どういうことをやってきたか、
そしていまどういうことをしているかを
具体的に話します。

また、仕事を創り出す要領
といったことについて話をするときも、
自分が会社の新規事業企画を担当したとき、
失敗したことや、それに教えられて、
新しい事業を世に送り出した
体験を話をします。
仕事はこういう手順で
創り出すんですよと
公式めいた話をするより、
はるかに人の興味をひきます。

もちろん自分の体験は限られていて、
それを補うための勉強は欠かせません。
そうした勉強の過程で得た話で
これは面白い、役に立ちそうだと思う話は
自分も活用させていただくし、
人にも紹介しますが、話は極力、
自分が実際に体験したことを
中心に話をするようにしています。

そのことで、
話を聞いてくださる人との間で、
本音の会話が生まれるように思います。
ですから、私はこれからも、
”実際体験中心”のスタイルで
話を続けていくつもりです。

もっとも、
今日も同じテープが回っていると、
悪口を言われないよう、
体験の”更新”を図っていくよう
努力していかしなければなりませんが。

セミナー活動の二つ目の目的は
経済の面でより豊かな生活をするに
どうしたらいいかを考えていくことです。

お金に恵まれるようにするためには
お金の儲かる仕事に従事するのが
一番だと思います。
しかし、稼いだお金を
どう運用していくかには
独自の知恵が必要で、
その知恵を磨かないと
稼いだお金を増やすことはできず、
下手をすると稼いだお金を
なくしてしまうことになります。

一方、稼いだお金が仮に少なくても
その少ないお金をうまく運用すれば、
お金を増やしていくことができます。
それにはどうしたらいいのでしょうか。

時代の流れをうまくつかんで、
その流れに乗ることだと思います。
経済が成長を続けていた時代には
インフレが進んでいました。
そうした時期にはお金を借りて、
不動産を手に入れる方法が
時代にマッチした資産づくりでした。

しかし、経済の基調が変わり
デフレの時代になりましたから、
日本国内ではお金を増やす手段を
見出すことは難しくなりました。

幸い、中国の経済が発展して、
その潮流に乗ることによって
自分のお金の一部を
中国の不動産の会社の株に
投じることで、発展の利益の
分け前を得る可能性が
高まっています。

このように、時代の流れを読み
それに適合する形で
お金を運用することにより
経済面での豊かさを追求することが
可能になります。

以上のような考え方にもとづき、
経済生活の充実を第二の目的として
セミナー活動を行っていく考えです。

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