私たちは株式投資を左右するのは
銘柄選択であると考え、このことに
100%のエネルギーを注ぎがちです。
しかし、邱さんは
「銘柄選びに使うエネルギーは10%で
あとの90%は株を持ち続ける辛抱だ」
とおっしゃいます。

乏しいながらも自分の体験に照らして、
全く邱さんのおっしゃる通りだと思い、
私は10%の銘柄選択より、90%の
株をもち続ける知恵に重点を置いて
株に投資する人が守るべき
原理、原則を伝えています。

この考えに変わりはありませんが、
むろんのこと、銘柄選びも重要です。
とくに中国株を選ぶ場合、
中国の経済には日本とは違うところがあること
を知っておくことが重要です。

たとえば、日本では電力を起こす動力源は
水力や原子力ですが、中国では石炭で、
こうしたことを念頭に置くことによって
石炭産業の株価が高くなっている事実を
理解できるようになります。

このように、日本とは異なる
中国の経済の実状について
理解を深めておくことが大切で、
このことによって適切に銘柄を選ぶ
ことが可能になります。

こうした考えに立って、東京で
11月26日,11月27日、の両日
それぞれ一日で中国株投資に
関心を持つ人を対象に
投資勉強会を開きます。

中国株についての自分の知識を
刷新する必要を感じていられる方とか、
これから中国株への投資を始めようと
思っておられる方々など中国株投資に
ご関心をお持ちの方々の
ご参加をお待ちしています。

私は中国における経済の発展を確信し、
中国株の将来を楽観視ています。
しかし、今の中国の経済界の動きには
理解に苦しむところがたくさんあります。

たとえば、中国で今、発展している
産業の一つが石炭産業です。
私たちの頭の中では石炭産業は
斜陽化した産業のトップです。
こういう斜陽産業の先頭に立つ
石炭産業が、中国で繁栄し、
株価も高いですから、
これはどういうことだろうかと
立ち止まってしまいます。

また海運会社も私たちのイメージでは
斜陽化産業の会社です。
それが、いま中国で業績を伸ばし、
株価も高いというから、これまた
どうなっているのだろうかと
首をかしげてしまいます。

他方、私たちの頭のなかで
経済の発展の先頭ランナーとして浮かぶのは
自動車産業だとか、IT化を促進する
パソコンメーカーとかシステム・エンジニアリングの会社です。
しかしこうした会社の株価は今の中国ではパッとしません。

こういう中国の経済界における動きに
何か違和感のようなものを感じるのは、
頭にできた固定的なイメージが邪魔するからでしょう。

このままでは、中国の会社の株価を
的確に読むことはできませんから、
自分の頭の中にできている先入観を捨て、
素直な目で、今起こっている経済現象を受け
なぜこういうことになるのだろうと
理解を深める必要を感じます。

ということで、最近邱さんが
お書きになっていることなどを参考にして
中国の経済と株価の動きを
虚心坦懐に受け止めるよう
努めて来ました。そのおかげで
かなり頭の中がクリアになりました。

「見えない未来をどう読むのか」というのは、
誰もが関心のあることだろうと思います。
「先を読む」ことにおいて、数々の実績を挙げ、
ご自身、「自分は少し先の見える思想家だと思っている」
とおっしゃる邱さんが、どのようにして、
未来を読んでいるのかは、私の強い関心事です。

ですから、これまで邱さん著作を読むなかで
「先を読む」奥義を開陳してくださっている文章は
よく読み、だいたい頭の中に入っています。

たまたま中国に移住した友人が、自分にマッチした
仕事を探していて、何らかの支えになればと思って
邱さんの著作のなかの文章を引用させていただきました。

ところで、いま多くの友人たちが、
その先行きを気にしているのは
中国株の今後ではないかと思います。

このところ、中国の株がさえないので、
「上がると言うから、中国株を買ったのに、
サッパリ上がらないじゃないの。中国株って
ほんとに上がるの」と思っている人が
少なくないように思うのです。

実は、私はたまたま平成8年に
中国株(B株)を買ったのですが
その後、買った株が大きく下げ、
10分の1くらいにまでにしぼんでしまい、
「中国は前途洋々とか言われているけど
本当に中国株の将来は上がるのだろうか」
と将来を疑問視したことがあります。

それが、平成13年に入って、
B株が面白いように値を上げたので、
いずれ中国株は反転すると楽観視しています。

しかも、中国の最近の経済発展は
すっかり斜陽化していた日本の会社が
息を吹き返すほどのものですから
こうした経済の動きが株の動きに
反映されないわけはないと思うのです。

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