中国において
石炭と並ぶエネルギーは石油です。
昔は中国は、石油の輸出国でしたが
1993年から輸入国に転じ、
2003年から石油消費量において
日本を抜き、米国に次ぐ
世界第2位の国となりました。

中国国内で自動車産業をはじめ
電力会社や鉄鋼会社など
石油を大量に消費する産業界での
生産活動が活発になったためです。

この石油の供給にあたっている
代表的な上場会社が
「中国石油天然気」(ペトロチャイナ0857 )、
「中国海洋石油」(シノック0883)
「中国石油化工」(シノペックコーポ0386)、
の三社です。

日本の石油会社は原油を100%
海外からの輸入に依存していますが、
中国の石油会社は外国に出かけ、
自分で石油を採掘して、原油の確保に
つとめています。

このことにより生産力は高くなっています。
くわえて、原油価格が高騰しました。
その結果、これら三社は2004年度は
増収増益になっています。
中でもペトロチャイナは最高益を記録し、
株価は昨日(11月22日)の時点で
ナペトロチャイナが6HKドル、
中国海洋石油も5.000HKドルです。
一方、中国石油化工は3.575HKドルで、
前二社と少しひらいています。

中国においては石油は
石炭と同様に不足している資源です。
余っているところでなく、不足している業種に
陽があたるとすれば、引き続いて石油会社に
関心が寄せられるでしょう。

また、中国においては
不足するエネルギー資源を節約する活動が
今後活発化するでしょうから、その周辺から
新しい技術やシステム、あるいは製品が
が興ってくるのではないでしょうか。

中国の石炭会社として
上海B株の「伊泰コール」
(イータイコール 900948)
香港市場に上場している「ヤン州コール」
(ヤンシュウコール1171)
がありますが、この二つの会社は
ここ数年、増収増益を続けています。

日本の石炭会社は
高度成長に入る前に斜陽化していましたが、
中国の石炭会社はなぜ成長期において
良い業績を挙げているのでしょうか。

中国で石炭を消費する産業は
電力、鉄鋼、セメント、ガラス、紙などです。
特に中国では電力は石炭を使って
発電する火力が中心です。
このため産業界における石炭の消費量は
最近急激に増えています。

石炭の消費量が増えるだけではありません。
石炭価格も高くなっています。
このため、「伊泰コール」や
「ヤン州コール」など中国の石炭会社は
高い業績を続け、高い配当を続け、
結果として株価も高くなっているのです。

こうした状況が一過性のものか、
あるいは、持続するものかです。
エネルギー源としては石炭から
石油にというのが大きな潮流だと思います。

でも中国では、石炭不足が
深刻になっているようなので、
石炭会社に陽が当たる時期は
当分続くのではないか
と私は考えています。
まったくのあて推量に過ぎませんが。

いま中国のB株市場は10年来の
株安傾向が続いているといわれます。
しかしそういうなかにあって、
株価が上昇傾向にある会社があります。

どういう会社か、確かめて見ると
上海B株銘柄の中からは
コンプレッサー製造メーカーの「上海海立」
(シャンハイカイリツ 900910)
港湾クレーンのメーカーの「上海振華港口機械」
(シンカコウコウキカイ 900947)
石炭採掘・販売会社の「伊泰コール」
(イータイコール 900948)
といった銘柄があがります。

また深センB株上場銘柄の中からは
不動産開発の「万科企業」
(バンカキギョウ 200002)
コンテナ製造メーカーの「中国国際コンテナ」
(チュウゴクコクサイコンテナ 200039)
港湾サービス会社の「深セン赤湾港航」
(チーワンワーフ 200022)
工業用タービンの製造メーカーの「杭州タービン」
(コウシュウスチームタービン 200771)
ワインメーカーの「張裕ワイン」
(チャンユーワイン  200869)
という銘柄があがります。

さらに香港市場に目を転じると
鉄鋼メーカーの「馬鞍山鋼鉄」
(マーシャンアイロン 0323)
「鞍鋼新軋鋼」
(アンガンニュースチール0358)
銅製品製造メーカーの「江西銅業」
(コウセイコッパー 0348)
石油開発・精製の「中国石油天然気」
(ペトロチャイナ0857 )
鉄道会社の「広深鉄路」
(コウシンレール0525)
などの銘柄があがってきます。

これらの会社は
いずれも業績が良く、配当もあり
このことが株価を引き上げていると
思います。

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