前回、整体などの分野で
自分を鍛える修行先を
探している青年のことを紹介し、
評判の高い先生をご存知であれば
お教えいただきたいと書きました。

この青年とは「株の原則」を通信教育を
受けていただくことから交流が始まりました。
青年は不動産投資にも関心を寄せ、
私が保有するマンションを一緒に見て回った
こともあります。

当初、青年は中国株を買ってお金を増やし、
それを元手にマンションが買えるれば
人生はばら色になると考えていました。

しかし、考えが深まるなか、
今の自分に一番必要なことは
「これが自分の技術です」
といえるスキルを身につけ、
このスキルを武器に独立することだ
と考えるようになりました。

そこで青年と私は二日間かけて
将来独立して活動できる分野について
考えることにしました。

私の役割は青年に質問することです。
最初にとりかかったことは、
これから従事する仕事が
満たすことべき要件を明らかにすることです。

たとえば、青年にとって、やってみたいと
いう興味がわいていくるような仕事である
といったことをあげていくことです。

商売は人が困ったことを解決したり、
人を楽しませることですから、人から
感謝される性格のものであることが
求められます。

そうした仕事がこれからの時代、
増えていく傾向にあることも大事な要件です。

さらに努力することで
着実に技術が身につき、それをベースに、
死ぬまで仕事を続けることができると
いいですね。

こうした要件をいくつ書きあげたあとで、
青年に具体的にどんな仕事が考えられるか
挙げていただきました。

そして、挙げていただいた仕事が、
要件としてあげたことをどの程度
満たしているかを確認していきました。

こうした作業を行った翌日の朝
青年から「整体のような仕事がどうでしょうか」
という話がでてきました。

この仕事は、前の日にあげた仕事とくらべると
望ましい要件をかなり満たします。
「これだな」と互いに言い合い、青年は
計画をものにするため、いま
「この人についていこう」という先生を
求めているわけです。

私の友人で現在31歳、
東京で働いている青年が、
この先の自分の人生を
より豊かなものにしていきたいと考え、
このところ転職先を考えてきました。

転職先を考えるにあたって
青年が重視したことは
(1)手にきちんとした職をつけること
(2)つけた技術で将来独立すること
の2点です。

その結果、青年は
整体や、カイロプラクッティック、
あるいは気功、ハンドヒーリングなど癒しの分野で
これから修行することに決めました。

決めたのは昨年末のことで
青年はそれからは
「自分の師匠」になっていただける方を
探す行動をはじめました。

自分の知り合いの筋をたどって
先生探しをしていています。
ただ、最近、私に伝えてきたところによると
歯がゆいほど情報が集まらないとのことです。
自分が探索している範囲は狭いからでは
ないかと反省しています。

私としてはこの青年の念願がかなうよう
支援していく考えですが、私自身は
整体や、カイロプラクッティック、あるいは気功、
ハンドヒーリングといった分野には
かいもく知識がありません。

つきましてはお願いがあります
皆さんの周辺で「この先生は腕がいい」とか
「あの先生は評判がよくてはやっている」とか
言われている方がおられないでしょうか。

もしそういう方がおられたら、恐縮ですが
私あてにご一報いただきたく存じます。
ご連絡いただければ、私から本人に伝え
本人からお願いのメールを入れさせます。
本人は「些細なことでも結構です」
と言っています。宜しくお願いします。

2年後にマンションを手に入れたい
という青年に対し、私はえらそうに、
2年後ではなく、1年後にマンションが手に入るよ
と言ったのですが、これは自分の体験にもとづいてのことです。

実は、私は20代から30代前半までは
「お金をためよう」という意識がありませんでした。
「会社で仕事をしてさえいれば、先はなんとかなる」
と思っていたのです。
今から思えば幼稚な考えをしていたものです。
でもこれは事実です。

ところがある時、サラリーマンには定年があり、
定年のあとには仕事がなくなる運命が待っている
ということに気がつきました。
そうなるとボーとしていたのではいけないので、
年をとってからお金のことで困らないように
しておかねばという自覚が生まれました。

それまで私は東京の周辺は
土地があまりに高いので、
家を建てるたることは無理だと
あきらめていました。

でもいま踏み込んでおかないと
家を持たない人生になり、
この先家を持つことはより難しくなる
と思われます。
そこで思い切って、
先々家を建てるための土地を
買おうと考えるようになりました。

そのためにはいやでも
お金をためなければなりません。
こうして30代半ばになって、私ははじめて
意識的にお金を貯めるようになりました。

でもお金をためるというのは
簡単ではありません。
お金が貯まってきたと思った途端、
お金の要る話が起こってきます。
増えては減ることが何度が続きます。
こうしたことを繰り返すうちに
ようやくお金が100万円たまりました。

すると、お金の塊ができたようもので、
100万円の塊は簡単にはくずれません。
塊はその後、だんだん大きくなっていきました。

こうして、予定した時よりも
早くお金が貯まり、自分の家を建てる土地を
手に入れることができました。

すると不動産というものへの興味が高まり、
前から関心を持っていたワンルームマンションの投資に
関心が向き、土地を買った半年後に
そのワンルーム・マンションを手に入れる
という行動に出たのです。

これはまったく予想していないことでした。
私が実地で勉強したことは
人間は目的や目標を持つようになると、
予定外のことも成し遂げてしまうということです。

こうした体験をしているものですから、
2年後にマンションを手に入れるたちという青年に
「1年後にマンションが手に入るよ」と言ったわけです。

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